ニュービジネス
彼らは、様々なニュービジネスを他に先駆けてスタートさせようとしているわけですが、いずれも不動産に無縁ではいられないことに気づいた方ばかりです。彼らには自分のビジネスを演じる舞台装置は確かに必要なのですが、反面でその舞台装置を永遠に所有するつもりはありません。つまり、彼らにとっては舞台装置の所有と経営をはっきり分離し、いずれ流動化するなり証券化するなりといった展開の方がはるかに望ましいのです。したがって、器を将来どう流動化させるかを決めてからでないと実業のスタートがきれないという認識をもっています。彼らのビヘイビアは、いずれこれからの不動産ビジネスを根本から変えていくことでしょう。舞台や器は必要でも、それを保有することを最初から拒否する人たちがどんどん増えるはずです。彼らにとってこれから最も必要なのは、不動産の所有と経営を分離して流動化し、複数の投資家にシェアしてもらう仕組みをつくれるビジネスなのです。ここには、ただ単に土地の先行取得を続ける不動産デベロッパーも必要なければ、長期の変動金利ローンを提供する銀行も必要ありません。
